orthros-docs

用語説明

本マニュアルをはじめとしてOrthrosで使用される用語とその説明です

用語一覧

用語 説明
OrthrosアカウントID OrthrosアカウントのIDのことを指します。登録したメールアドレスと同一です。同じメールアドレスのアカウントを2つ以上作成することはできません
ローカルアカウント Orthrosに登録されたパスワードにより認証されるアカウントを指します。
Orthrosアカウントは3つの認証方式をサポートしています。
1.ID(メールアドレス)とパスワードによる認証
2.パスキーによる認証
3.連携しているIdPによる認証
ローカルアカウントは「1.ID(メールアドレス)とパスワードによる認証」及び「パスキー」で認証されるアカウントを指します。
パスキー パスキーは、FIDO2標準に基づくFIDO認証資格情報であり、ユーザーはデバイスのロック解除に使用するのと同じプロセス(生体認証、PIN、またはパターン)でアプリやWebサイトにサインインできます
Orthrosアカウントにパスキーを登録することにより、パスワードの代わりに生体認証、PIN、パターン、セキュリティキー等で認証することが出来ます
※Orthrosアカウントでパスキーを登録する方法はこちら
認証器 パスキーにおける認証器(Authenticator)は、FIDO2標準に基づくセキュリティデバイスで、パスキーを保存するソフトウェアやハードウェアを指します
※認証器の種類
・ローミング認証器(クロスプラットフォーム認証器):USBキーなど、取り外し可能な認証器
・プラットフォーム認証器:PCやスマートフォンに内臓(固定)された取り外し不可な認証器
クロスデバイス認証 パスキーが登録されているデバイス(iPhone、iPad や Android デバイス)を認証器として使うことで登録がない別のデバイスからもパスキーでサービスにログインできるようにする方式(両デバイス間はBLEとQRコードを併用しダイレクトに連携します)
xID xID(クロスアイディ)は、xID社が提供するサービスで、マイナンバーカードと連携することで、より手軽に本人確認・電子認証・電子署名、事業者へのマイナンバーの提供、マイナンバーカードによる公的個人認証を実施することができるデジタルIDアプリです
Orthrosで、IAL2・AAL2のサポートを行う際に、xIDを利用します
※xIDについてはこちら
※xIDアプリについてはこちら
※OrthrosアカウントでxIDと連携する方法はこちら
IAL / IAL2 IALは Identity Assurance Level の略で、発行されるアカウントが特定の個人に結びついているかを保証するレベルです。身元確認を行う文書その他で判断します。
IAL2はIALのレベル2で、高い保証度でアカウントと特定の個人の結びつきを保証するレベルです。通常、公的な身分証の提示等を要求します。
AAL / AAL2 AALは Authenticator Assurance Level の略で、アカウントを使ってログイン(認証)するときに、アカウントを持っている当人が確実にログイン作業を行っているかを保証するレベルです。
AAL2はAALのレベル2で、高い保証度で当人がログイン作業を行っていることを保証するレベルです。パスワードによる認証では不十分で、それに加えてに何かを所有していたり、生体に関する情報を提示することを要求します。
マイページ 利用中SPの一覧確認と利用中SPの同意確認設定変更ができるページ
表示名 マイページで表示させる名前
※一部のSPに送信されます
メールアドレス アカウントに登録するメールアドレス
※一部のSPに送信されます
ePPN(eduPersonPrincipalName) Orthros利用者の、学認において一意となる識別子
※一部のSPに送信されます
所属機関 サインイン中のOrthrosアカウントが所属している機関(今後提供予定)
プロジェクト サインイン中のOrthrosアカウントが所属しているプロジェクト(今後提供予定)
利用中のSP SPの利用状況と、Orthrosから各SPへの属性送信同意状況を表す項目です
IdPとの認証連携状況 xIDとの連携状況を表す項目です
今後他のIdPにも拡大予定です

新規アカウント登録

  1. Orthros(https://ui.orthros.gakunin.nii.ac.jp)へアクセスします。
  2. 「新規登録」ボタンを押下します。

  3. メールアドレスを入力し、「認証コードを送信する」ボタンを押下します。


    認証コードの有効期間は10分です。



  4. (メールアドレス検証では)入力したアドレスに届いた認証コードを入力し、「コードの確認」ボタンを押下します。


    「新しいコードを送信します」ボタンを押下すると、新しい認証コードが送信されます。


  5. パスワード、日本語の姓名、英字の姓名を設定します。


    パスワードは半角英大文字、半角英小文字、数字、記号(スペースは除く)の4種類のうち3種類以上を使用した10文字以上のパスワードとしてください。
    パスワード、日本語の名、英字の名は入力必須となります。
    入力された姓名から表示名が自動生成されます。自動生成される表示名はこのようになります:”姓 名”(日本語の場合)、”Givenname Familyname”(英字の場合)
    生成された表示名は後でマイページ内の設定で変更可能です。



  6. Orthrosのマイページが表示されていれば、サインイン完了です。

Orthrosマイページへのサインイン

[!NOTE] マイページでできることは以下となります。
・表示名変更
・メールアドレス変更
・パスワードリセット
・パスキー管理(登録、名称変更、削除)
・利用中SPの一覧確認及び同意確認設定の変更
・xIDとの連携登録及び解除
・アカウント削除
・お問い合わせ

  1. Orthros(https://ui.orthros.gakunin.nii.ac.jp)へアクセスします。
  2. サインインを押下します。

  3. サインイン方法を選択します
    • パスキーで認証する場合
      (事前に登録が必要です。登録方法はこちら
      1. パスキータブから、パスキーでサインインを押下します


      2. 利用するパスキーを選択し、生体認証・PIN等で確認を実施します



        ※パスキー選択時の画面は利用するデバイスやブラウザによってUIや表示される選択肢が異なります
        ※クロスデバイス認証を利用する際の注意点
      1. 登録操作を行っているデバイスおよびiPhone、iPad や Android デバイスの両方でbluetoothが利用可能な状態であること
        登録操作を行っているデバイスのbluetoothが利用不可の場合、選択肢として表示されません
        選択肢に表示されない場合は、bluetoothデバイスの状態を確認してください
      2. 登録操作を行っているデバイスとiPad や Android デバイスがbluetoothで接続出来る状態であること
        デバイス同士が離れている等で接続出来ない状態の場合は、利用出来ません
        QRコードを読み取ったあと、処理が進まず「問題が発生しました」が一定時間後に表示される(タイムアウト)場合は、デバイス同士がbluetoothで接続出来る状態であることを確認してください
    • メールアドレス/パスワードで認証する場合
      ID/パスワードタブから、メールアドレス/パスワードを入力し、サインインを押下します

    • xIDで認証する場合(事前に登録が必要です。登録方法はこちら
      1. xIDを押下します
      2. xIDの認証画面で、「xIDとの連携登録」にて連携した際のID(メールアドレス)で認証を行います
  4. Orthrosのマイページが表示されていれば、サインイン完了です。

パスワードを忘れた場合

  1. サインイン画面の「パスワードを忘れた場合」(赤枠)リンクを押下します。


  2. Orthrosアカウント作成時に指定したメールアドレスを入力し、「認証コードを送信する」ボタンを押下します。


    認証コードの有効期間は10分です。



  3. (メールアドレス検証では)入力したアドレスに届いた認証コードを入力し、「コードの確認」ボタンを押下します。


    「新しいコードを送信します」ボタンを押下すると、新しい認証コードが送信されます。



  4. 認証コードの検証が完了しますので、「続行」ボタンを押下します。


    検証するメールアドレスを間違った場合は、「メールアドレスを修正します」ボタンを押下します。



  5. 新しいパスワードを2回入力し、「続行」ボタンを押下します。


    パスワードは半角英大文字、半角英小文字、数字、記号(スペースは除く)の4種類のうち3種類以上を使用した10文字以上のパスワードとしてください。
    ※変更前と同じパスワードは指定できません。



  6. パスワード変更後マイページへ遷移すれば、パスワードリセット完了となります。

サインアウト

  1. マイページ画面右上の赤枠を押下し、メニューが表示されるので赤枠の「サインアウト」を押下します。


  2. トップ画面が表示されていれば、サインアウト完了となります。

設定

  1. 新しいパスワードを2回入力し、「続行」ボタンを押下します。


    パスワードは半角英大文字、半角英小文字、数字、記号(スペースは除く)の4種類のうち3種類以上を使用した10文字以上のパスワードとしてください。
    ※変更前と同じパスワードは指定できません。


  2. マイページが表示され、「パスワードを変更しました。」の文言が表示されていれば、パスワードリセット完了です。

[!CAUTION] 削除したパスキーの情報はもとに戻すことは出来ません。再度登録が必要となります。

[!NOTE] 管理画面で削除されるパスキーの情報は、Orthrosで管理している情報のみです
認証器(Windows Hello、iCloud、Google等)側に保存されている情報は削除されない為、必要に応じて別途削除が必要となります
※Orthrosで管理している情報、認証器(Windows Hello、iCloud、Google等)側に保存されている情報のどちらか一方が削除されると、パスキーで認証することは出来なくなります

  1. 削除対象の「削除」ボタンを押下します

  2. 間違いがなければ「はい」ボタンを押下します

  3. 完了メッセージが表示されます

  1. 「入力内容を保存しました。」の文言と共に、「次回の同意確認」(赤枠)が選択したものになっていれば、変更完了となります。
  1. 削除確認ダイアログが表示されるので、「削除する」を押下します。

  2. 「保存しました。」の文言と共に、「利用中のSP」から削除対象のSPが消えていれば、リスト削除完了となります。

iPhoneの場合 Androidの場合
App Storeからダウンロード

https://apps.apple.com/jp/app/id1495147544

Google Playからダウンロード

https://play.google.com/store/apps/details?id=me.x.id

  1. 下部の「IdPとの認証連携状況」から、「xID」(赤枠部)を押下します

  2. xIDの認証画面で、事前準備で作成した際に指定したメールアドレスを指定します(※QRコードを選択し、表示されるQRコードxIDアプリで読み取ることでの認証も可能です)
    xIDアプリに認証のプッシュ通知が行われるので、画面に表示されている数字を、xIDアプリで選択し、PINコード入力あるいは顔認証等することで認証が行われます

  3. 「IdPとの認証連携状況」のxIDが「連携済」(緑色チェックマーク)となれば完了です

    以後SPへIAL2が送出されるようになります
    また、xIDでサインインした場合はAAL2が送出されるようになります

[!CAUTION] アカウントを削除すると、再度同じメールアドレスでアカウントを作成することは出来ません

  1. マイページ内の下部(赤枠)に「アカウントの削除」リンクがあるので、押下します。


  2. アカウント削除画面に遷移するので誤操作防止の為、アカウントのメールアドレスを入力し、「削除」ボタンを押下します。


  3. 「アカウントの削除が完了しました。」のメッセージと共にアカウント削除完了画面に遷移すれば、アカウント削除完了となります。

SPでのログイン

  1. OrhtrosアカウントでSPへログインをするには、DSで「Orthros」を選択して、「選択」ボタンを押下します。
    ※以下はGakuNin RDMでの例です。

  2. サインイン方法を選択します
    • パスキーで認証する場合
    • メールアドレス/パスワードで認証する場合
    • xIDで認証する場合
      ※それぞれの方法についてはこちらの「サインイン方法を選択します」を参照
  3. 追加認証
    SPからAAL2を要求されている かつ AAL2を満たしてない場合、追加で認証を行います
    ※ID/パスワードで認証している場合は、追加での認証が必要となります
    ※パスキー、xIDで認証している場合は、追加での認証は不要となります

    • パスキーを利用する場合
      パスキーを押下します


      利用するパスキーを選択し、生体認証・PIN等で確認を実施します

      ※パスキー選択時の画面は利用するデバイスやブラウザによってUIや表示される選択肢が異なります

    • xIDを利用する場合
      xIDを押下します


      xIDの認証画面で、「xIDとの連携登録」にて連携した際のID(メールアドレス)で認証を行います

  4. 次に属性提供同意画面が表示された場合はどちらかを選択して「続行」ボタンを押下します。後者を選択した場合は次回以降同じSPにログインする際に属性提供同意画面を表示しません。

  5. SPの画面に遷移するとログイン完了です。
    ※以下はGakuNin RDMでの例です。